海外FX業者のデメリットとして、国内FX業者よりも「スプレッドが広い」点が挙げられます。
米ドル円を参考にすると、国内FX業者は軒並み"0.2"という最狭スプレッドを売りしていますが、海外FX業者は1.0より狭い業者はほぼ無いに等しい状態です(ゼロスプレッド口座系は除く)。これは、海外FX業者特有のボーナスやハイレバレッジ、ゼロカットなどが使えるメリットが広めのスプレッド(スワップも)で相殺されているのでは?と推測できます。そこで海外FX業者のリアルなスプレッドが気になる方へメジャーな業者2社で比較してみました。
XM TRADING と GEMFOREX スプレッド比較
海外FX業者の中でもメジャーな "XM TRADING" と "ゲムフォレックス" 2社のスプレッドを様々な場面で比較してみました。どちらもデモ口座ではなくリアル口座でログインした際のスプレッドとなります。
- XM TRADING: MT5
- GEMFOREX : MT4
*スプレッドの表記例
例えば、スプレッドの表記が "10"であれば1pips、"100"であれば10pipsとなります。
通常時スプレッド比較
◾️XM TRADING
◾️GEMFOREX
動きが非常に少なく指標もない日本時間正午すぎのスプレッド比較です。
ドル円は、ほぼ変わらず。ユーロ円はゲムフォレックスのほうが若干狭い。
注目すべきは、ポンド円と豪ドル円、ゲムフォレックスのほうが、かなり狭くなっています。
オープン時スプレッド比較
◾️XM TRADING
◾️GEMFOREX
日々のオープン時、朝6時(夏時間)のスプレッド比較です。
どちらも通常時よりスプレッドの開きは大きい。ドル円、ユーロドルは、さほど変わりませんが他通貨ペアはゲムフォレックスのほうが開きは大きい印象です。
週末クローズ中スプレッド比較
◾️XM TRADING
◾️GEMFOREX
週末のクローズ中(日曜日)のスプレッド比較です。
ゲムフォレックスのドル円、豪ドル円はXM TRADING に比べてかなり開いています。
週明けオープン時スプレッド比較
◾️XM TRADING
◾️GEMFOREX
週明けオープン時、朝6時(夏時間)のスプレッド比較です。
どの通貨ペアもまちまちな感じです。6時から日本のFX業者オープンの7時までの間、スプレッドはかなり動きます。XM TRADING もゲムフォレックスもポンド円は300(30pips)以上開くことも稀です。
さいごに
まず、両業者ともスプレッドは固定式ではなく浮動式のため随時スプレッドは細かく上下しています。それを踏まえた上で総合的に比較すると、通常時は"XM TRADING"よりも"ゲムフォレックス"のほうが全般的にスプレッドが狭く、オープン時は"XM TRADING"より"ゲムフォレックス"のほうがスプレッドが広いことがわかりました。
どちらもハイレバレッジ運用となるので証拠金維持率は、かなりの余裕を持たせないとオープン時に無駄なロスカットに遭遇してしまうので注意が必要ですね。